• 2014年11月30日
    フェスティバル/トーキョー14は閉幕いたしました。たくさんの方にご来場いただき、心より御礼申し上げます。

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桜の園

date

11月13日(木)~11月17日(月)

venue

にしすがも創造舎

ticket

3,500円(当日+500円)

schedule

11/13(木)19:30
11/14(金)19:30
11/15(土)16:00★/19:30
11/16(日)16:00★/19:30
11/17(月)16:00★/19:30

★ポスト・パフォーマンストークあり
11/15(土)16:00の回 矢内原美邦+スズキタカユキ(衣装)
11/16(日)16:00の回 矢内原美邦+曽我部昌史(美術) 
11/17(月)16:00の回 矢内原美邦+長島確(ドラマトゥルク、翻訳家)

※受付開始は開演1時間前。

上演時間 90分(予定)
※雨天決行、荒天中止
※上演は前半が野外、後半が室内となり、客席はございません。
※天候に関わらず、各公演の当日12時に、上演の可否を公式ホームページにて発表いたします。ただし、それ以降に主催者の判断により変更になる場合もございます。

1本の老木をめぐる3つの物語。時代の転換点に浮かび上がる多様な思考

 

 言語と身体の併走、ぶつかり合いに新たな演劇の芽を見出す実験場、ミクニヤナイハラプロジェクト。ダンスカンパニー、ニブロールの振付家でもあり、2012年『前向きタイモン』で岸田國士戯曲賞を受賞するなど、精力的に表現の場を開拓する主宰・矢内原美邦が、その新作の題材に選んだのは、チェーホフの名作『桜の園』だ。
 資本主義の台頭に揺れる貴族一家を描いた原作は、ここでは1本の老木をめぐる3つの物語となる。保護か、開発か、それとも——。観客は、にしすがも創造舎の敷地内で同時進行する物語を観劇した後、3者の話し合いに立ち会う。誰もが納得する答えはない。さまざまな論点が浮かび上がるなか、時は流れ、時代は動いていく。

 

当日パンフレットはこちらから

まなびのアトリエ:上映会
11/6(木) 19:00~ ミクニヤナイハラプロジェクト『前向き!タイモン』(作・演出:矢内原美邦)
11/8(土) 13:00~ ダンス公演『桜の園 ~いちご新聞から』(振付・演出:矢内原美邦)

ミクニヤナイハラプロジェクト『前向き!タイモン』(作・演出:矢内原美邦) 11/6(木) 19:00~

ミクニヤナイハラプロジェクト『前向き!タイモン』(作・演出:矢内原美邦) photo:Nobutaka Sato

今年のF/Tで『桜の園』の作・演出を行う矢内原美邦の過去作品を上映。ミクニヤナイハラプロジェクトvol.5『前向き!タイモン』は、シェイクスピアの「アテネのタイモン」を下敷きに、不幸のどん底にいる男(タイモン)が前のめりになるくらい前向き!に生きるその姿を描いた作品。今年のF/Tで上演する『桜の園』にも出演する鈴木将一郎、笠木泉、山本圭祐の3名が出演。第56回岸田國士戯曲賞、2010年シェイクスピア・コンペ優秀賞受賞作品。2010年12月、京都府立文化芸術会館、2011年9月、こまばアゴラ劇場、京都府立文化芸術会館で上演、2013年7月〜9月、大阪芸術創造館、UDOK.、10BOX、こまばアゴラ劇場、七ツ寺共同スタジオにて上演。

 

【作品について】

前向きに生きる。これは簡単なことではありません。 前向きに努めながらも、なにひとつ報われないまま人生が終わることなど よくあることです。

だからって後ろ向きはまっぴらごめんです。

前のめりになるくらい前向きに人生を歩もうではありませんか? 後ろ向きな人生が、あることをきっかけにパッ!と前を向いたときに生み出される、 生きることへのエネルギーを私は信じたいです。

これは不幸などん底にいる後ろ向きな男が前向きに人生を見つめなおす作品、それが『前向き!タイモン』です。(矢内原美邦)

 

日時:2014年11月6日(木) 19:00~

入場:無料(予約優先)

映像提供:ミクニヤナイハラプロジェクト

 

ご予約はこちらから

 

ダンス公演『桜の園 ~いちご新聞から』(振付・演出:矢内原美邦) 11/8(土) 13:00~

『桜の園 ~いちご新聞から photo:Nobutaka Sato

今年のF/Tで『桜の園』の作・演出を行う矢内原美邦の過去作品を上映。ダンス公演『桜の園 ~いちご新聞から』は、チェーホフの「桜の園」を下敷きに、演劇の手法では伝えられない、「ダンス」でしか表現し得ない作品世界を表現した作品。10名の出演者に加えて、阿部海太郎(音楽)、高橋啓祐(映像)、そして今年のF/Tで上演する『桜の園』でも衣装を担当するスズキタカユキらとのコラボレーションが話題となった。2010年12月、チェーホフフェスティバル2010の1プログラムとしてあうるすぽっとで上演。

 

【作品について】

日常のなかに潜むすべての出来事が閉じ込められた世界、そうなのかもしれない。 私達はある限られた時間と距離のなかで生きている。チェーホフの桜の園はそんな感じだ。 そうして台詞をつかわないダンス作品のチェーホフに挑む私は、 ただその距離感や限られた時間のことについてだけ考えている。 その限られたものとは、子供時代ですか?学生時代ですか?それとも今ですか? そんな、すべてがきっとただの一瞬の出来事かのように思う。 エドワード・サイードが言った『いつか、やがて、その問題も解決するだろう。』と きっとチェーホフもそう思ったのだろう。きっとこんな問題は今解決しなくても いつか、どこかで解決するだろうと… (矢内原美邦)

 

日時:2014年11月8日(土) 13:00~

入場:無料(予約優先)

映像提供:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)

 

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「まなびのア トリエ」のすべての講座、上映会、トークはこちらから→

F/TBooks アーティスト選書 -矢内原美邦による選書のご紹介-

アーティストによる選書や上演作品に関連した書籍をご紹介するF/T Books
フェスティバル期間中、リブロ池袋本店 西武池袋本店書籍館2F 芸術書コーナーで、「F/T14上演作品やこれまでのクリエーションに影響を与えた本」をテーマにしたアーティスト選書を推薦コメントとともにご紹介しています。ぜひリブロ池袋本店で手にとってご覧ください!
※タイトルによっては絶版などで取扱いがない場合がございます。取扱い状況は店頭やWEBでご確認ください。

 

また、F/TBooksのご購入に限らず、リブロ池袋本店のレシートを東京芸術劇場1FのF/T14インフォメーションブースにお持ちいただくと、メインビジュアルでラッピングしたオリジナルカイロをプレゼントいたします。ぜひこちらもご利用ください!

 

ぼくのともだち

ぼくのともだち /エマニュエル・ボーヴ(訳:渋谷豊)

推薦コメント

まぁはっきりいうと解決しないのです。主人公のダメっぷりが自分に、似てるというか、こんなダメな奴が世界には沢山いると思えるといとおしくて、切なくて、何故か読み終わった後にしょうがない生きていこうと思うのです。友達が本当の友達がほしいという主人公の思いが何故か滑稽で、笑えて、マジ、自分って、て泣けてくる。世の中からいらないと自分は思われてるはずだと思っているすべての弱い人々に読んでもらいたいです。

ISBN:978-4560071847 / 白水社 / 1080円

 

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肉体の悪魔

肉体の悪魔 /レイモン・ラディゲ(訳:新庄嘉章)

推薦コメント

主人公の名前は最後までわからないただの『僕』なのです。これを高校生の時に読みました。十代後半は皆そうかもしれませんがめちゃくちゃして愛を求めて人を傷つけるものなのかもしれません。国語の先生をしていた祖母が高校生の時に誕生日にくれた本です。人は自分の恋愛をあたかも特別のことのように思いこみ自分たちだけが経験している苦しみや歓びなのだと勘違いしていく。という言葉が胸にしみて泣けてくる。わずか20歳で亡くなった作者ですが、これはやはりフランス文学を代表する小説といっていいように思うのです。愛ってね…。

ISBN:978-4102094020 / 新潮社 / 464円

 

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内なるネコ

内なるネコ /ウィリアム・バロウズ(訳:山形浩生)

推薦コメント

わたしたちは内なるネコ、一人では歩けないネコ、居場所はひとつしかない。この本を読んだはもうずいぶんも前のことですが私のバイブルです。作家の最後の日記といわれていて、もう死んでしまった妻や子供や友人同性の愛人たち、死別した何人もの人が次々ネコになってあらわれ、話す。ビートジェネレーションに憧れた学制時代はスタジオボイスという雑誌とジャックケルアックの路上を読み、ウィリアムバロウのカットアップテクニックを真似して何度も文章をつなぎあわせた。人は命が終わろうとするときに内なるネコにむかって語りかける。すべての人がそうであろうと思えると、切なく悲しいのですが孤独あるということが…まだ答えはわたしごとにだせないです。

ISBN:978-4309202341 / 河出書房新社 / 1572円

 

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F/T Books 全アーティストの選書一覧はこちらから→

アーティスト・プロフィール

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矢内原美邦

振付家、演出家、劇作家

1997年、各分野で活躍するアーティストを集めたパフォーミング・アーツカンパニー「ニブロール」を結成、代表兼振付家としての活動を始める。日常的な身振りをベースに現代の東京の空気をドライに提示する独自の振付で、オレゴン・ダンスフェスティバル、サンフランシスコ・BUTOフェスティバル、ベルリン・フュージョンフェスティバル、ラオコオン・フェスティバルなど数々の海外のフェスティバルにも招聘され、先端的な劇場として知られるThe Kitchen(ニューヨーク)での単独公演も行うなど、世界的に高い評価を受けている。2005年、吉祥寺シアターのこけら落とし公演を契機に、演劇作品に取り組む「ミクニヤナイハラプロジェクト」を始動、劇作・演出を手がける。2012年『前向き!タイモン』で第56回岸田國士戯曲賞受賞。また、「off-Nibroll」名義で美術作品も制作し、数々の展覧会に参加。プロダクションIG製作アニメーション『ホッタラケの島』では振付を担当するなど、ダンスと演劇、美術などの領域を横断しながら作品制作を行う。日本ダンスフォーラム大賞、横浜市文化芸術奨励賞受賞。近畿大学舞台芸術学科准教授。

キャスト・スタッフ

作・演出:

矢内原美邦

出演:

笠木 泉、鈴木将一朗、光瀬指絵、山本圭祐、川田 希、川上友里、菊沢将憲、佐々木 至

映像:

佐藤信介

美術:

曽我部昌史

美術アシスタント:

丸山美紀、長谷川明

衣装:

スズキタカユキ

ヘアメイク:

河西幸司

ヘアメイク・アシスタント:

堀川知佳、舟崎彩乃

舞台監督:

鈴木康郎

演出部:

大津英輔

照明:

伊藤 馨

宣伝美術:

石田直久

メインビジュアル・ヘアメイク:

EBI

映像テクニカル:

須藤崇規

音響コーディネート:

相川晶(有限会社サウンドウィーズ)、木下真紀

制作:

奥野将徳(precog)、植松侑子・横堀応彦(フェスティバル/トーキョー)

制作アシスタント:

藤井さゆり

協力:

オンビジュアル、オフィス ワン・ツー・スリー、エースエージェント、スターダストプロモーション、舞プロモーション、ニッポンの河川、劇団はえぎわ、急な坂スタジオ、Angle pictures、神奈川大学曽我部研究室、マチデザイン、長谷川明建築設計事務所、日本大学佐藤慎也研究室、湯山千景、ニブロール

製作:

ミクニヤナイハラプロジェクト

共同製作・企画・主催:

フェスティバル/トーキョー

マップ

にしすがも創造舎

東京都豊島区西巣鴨4-9-1

TEL: 03-5961-5200

 

都営三田線「西巣鴨駅」A4 出口(エレベーター出口)すぐ。
都電荒川線「新庚申塚駅」徒歩3分

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チケット購入

一般前売開始:2014年9月28日(日)10:00より

先行割引販売:2014年9月20日(土)10:00~27日(土)19:00

8日間限定で、一般前売料金から30%OFF

 

料金:一般前売 3,500円(当日+500円)

一般前売 3500円
先行割引 2450円
ペア 3150円
5演目セット 2800円
3演目セット 2975円
学生※当日券共通。当日受付で要学生証提示 2300円
高校生※当日券共通。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示 1000円

取扱:

F/Tチケットセンター

東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ[Pコード:560-980]、カンフェティ

 

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