2015年3月25日
/ 重要
来る4月18日(土)-19日(日)、韓国・ソウルで行われる多元(ダウォン)芸術国際フェスティバル「フェスティバル・ボム(会期3月27日-4月19日)」において、国際交流基金との共催で「フェスティバル/トーキョー in ソウル」を開催します。
フェスティバル/トーキョー14で上演された『もしイタ ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら』、『動物紳士』の2作品の上演に加え、フェスティバル/トーキョーの紹介や交流会も合わせて行います。
「フェスティバル・ボム」は、ジャンルを横断した実験的な芸術表現・多元芸術を国内外に紹介する芸術祭として、2007年より開催されています。2014年には、ソウル・横浜・釜山の3都市開催も行われました。
F/TではF/T14 「アジアシリーズ vol.1 韓国特集」において「フェスティバル・ボム」ディレクターのイ・スンヒョウをカウンターパートとし、多元芸術をリードする3組のアーティストの新作を紹介するなど、フェスティバル・ボムとの間で深い交流が続いています。
ぜひ、日韓のフェスティバルが協働する新たな試みにご注目ください。
フェスティバル・ボム 公式サイト http://festivalbom.org
作・演出:畑澤聖悟
出演:青森中央高校演劇部
若き“生”が躍動する、青森発・伝説の高校演劇
東日本大震災で被災した転校生と弱小野球部員たちの奮闘、成長を描いた青春活劇『もしイタ』。渡辺源四郎商店の畑澤聖悟の作・演出で、2012年の全国高等学校演劇大会で最優秀賞を受賞、「(高校演劇の枠を超えた)演劇界の事件」とまで称された伝説の作品が、初の海外公演を行う。
一切の舞台装置、照明、音響効果を用いず、身体、言葉、声だけですべてを表現するように書かれた同作は、2011年秋の初演以後、全国15都府県31市町村の避難所や体育館等で上演されてきた。20人以上に及ぶ高校生たちが舞台狭しと駆け回り、汗をかき、さまざまなモノ、状況、感情を表現する——。その姿は、被災地はもちろん、今を生きるすべての人へのエールともなるはずだ。
公演日程: 4/18(土) 18:40 (上演時間60分)
会場: Seoul Art Space – MULLAE (Box Theatre)
終演後、市村作知雄(フェスティバル/トーキョー ディレクター)と畑澤聖悟による、ポスト・パフォーマンストークあり。
入場無料・予約不要
日本語上演・韓国語字幕
森川弘和(振付・出演)× 杉山 至(美術・衣裳デザイン)
遊び心と実験精神が交錯する、身体と美術のコラボレーション
白いA4用紙を駆使し、身体と美術との対話を試みた『A4』シリーズなど、柔軟かつ緻密な動きとストイックな挑戦心、ユーモアを併せ持つ作品づくりで存在感を放つダンサーの森川弘和が、地点、サンプルなどの舞台美術を手がけ、読売演劇大賞最優秀スタッフ賞も受賞した気鋭の美術家・杉山至とのコラボレーションに臨む。
キーワードは「100%の遊び心と100%のひたむきさ」。杉山のつくり出すモノ、空間と森川の身体が共に立ちつつ、向かい合い、ぶつかり、時には互いを解体し、時には一体化する。そんな濃密な実験の先にあるものとは——? 身体と空間、それらをめぐる意識さえ転換させる、新たなダンスの地平がここに拓かれる。
公演日程: 4/18(土) 17:00
4/19(日) 17:00 (上演時間80分)
会場: Seoul Art Space – MULLAE (Box Theatre)
チケット:30,000KRW ※
※チケットの予約については直接フェスティバル・ボム事務局の専用メールをご利用ください。『動物紳士』だけでなく、ボムの他公演の予約もこちらのメールをご利用ください。
MAIL:ticket@festivalbom.org (for foreigners 英語・韓国語のみ。日本語不可)
フェスティバル/トーキョーの紹介と、交流会が開催されます。
パネラー:市村作知雄(フェスティバル/トーキョー ディレクター)
日程: 4/19(日) 13:00-16:30
入場無料・予約不要
フェスティバル/トーキョー in ソウル
主催:フェスティバル/トーキョー、フェスティバル・ボム
共催:独立行政法人国際交流基金