11月3日(月・祝)~11月6日(木)
東京芸術劇場 プレイハウス
全席指定 5,500円(当日+500円)
11/3(月・祝) | 18:00 |
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11/4(火) | 19:30 |
11/5(水) | 15:00★ |
11/6(木) | 15:00 |
★岩城京子(パフォーミングアーツ・ジャーナリスト)、マリー=エレーヌ・エティエンヌによる、ポスト・パフォーマンストークあり
※受付開始は開演1時間前、開場は30分前。
上演時間 75分(休憩なし・予定)
※演出の都合上、上演時間が長くなることがございます。
英語上演 日本語字幕
20世紀屈指の演出家として、長年に渡り魅力的な舞台を創造し続けている巨匠、ピーター・ブルック。白い壁に囲まれた何もない空間で身体を駆使して演じる『真夏の夜の夢』(1970年初演)で初来日して以来、インドの叙事詩を舞台化した9時間の大作『マハーバーラタ』など、日本でも数々の話題作を上演し、その簡素にしてイメージ豊かな舞台づくりは、今も高い人気を誇る。「演劇界の生ける伝説」とも言われるブルックだが、彼が近現代演劇史において成し遂げた偉業とはどのようなものなのだろうか。なぜ彼の舞台は全世界の観客を惹きつけ続けることができるのか。今回初めてブルックの作品に触れる観客の方にも分かりやすく、演劇評論家の扇田昭彦氏がブルックに関する基礎知識講座を行う。
講師:扇田昭彦
日時:2014年11月3日(月・祝) 15:30~17:30
入場:無料(予約優先)
扇田昭彦
演劇評論家
1940 年、東京生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒。朝日新聞学芸部の演劇担当記者・編集委員として1970 年代から多くの劇評・ミュージカル評を執筆。元・静岡文化芸術大学教授。元・国際演劇評論家協会(AICT)日本センター会長。 主な著書に『現代演劇の航海』(芸術選奨新人賞)、『日本の現代演劇』『ミュージカルの時代』『才能の森--現代演劇の創り手たち』『唐十郎の劇世界』(AICT 演劇評論賞)、『蜷川幸雄の劇世界』、『井上ひさしの劇世界』(国書刊行会)など。
© Colm Hogan
演劇・オペラ演出家、映画監督、作家
1925年ロンドン生まれ。その長いキャリアを通じて、演劇、オペラ、映画、執筆活動等、様々なジャンルで優れた業績を収める。
最初の舞台演出は1943年。その後、ロンドン、パリ、ニューヨークで70を超える作品を演出。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーでの仕事に『恋の骨折り損』(1946)『尺には尺を』(1950)『タイタス・アンドロニカス』(1955)『リア王』(1962)『マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺』(1964)『US』(1966)『真夏の夜の夢』(1970)『アントニーとクレオパトラ』(1978)などがある。
1971年、ミシュリーヌ・ローザンとともに国際演劇研究センターをパリに設立。1974年、ブッフ・デュ・ノール劇場に恒久拠点をオープンする。ここで、『アテネのタイモン』『イク族』『ユビュ王』『鳥の会議』『骨』『桜の園』『マハーバーラタ』『起きて、アルバート!』『テンペスト』『ザ・マン・フー』『Qui est là』『しあわせな日々』『Je suis un Phénomène』『Le Costume』『ハムレットの悲劇』『Far Away』『La Mort de Krishna』『Ta Main dans la Mienne』『大審問官』『ティエルノ・ボカール』『Sizwe Banzi』『Fragments』『Warum Warum』『Love is my Sin』『11 and 12』『ピーター・ブルックの魔笛』(オペラ)そして最近では『ザ・スーツ』を演出、その多くがフランス語および英語での公演である。
オペラ作品としては、コヴェント・ガーデンでの『ラ・ボエーム』『ボリス・ゴドゥノフ』『オリンポスの神々』『サロメ』『フィガロの結婚』、ニューヨーク・メトロポリタン・オペラ・ハウスでの『ファウスト』『エフゲニー・オネーギン』、ブッフ・デュ・ノール劇場で『カルメンの悲劇』『ペレアスの印象』、エクサンプロヴァンス国際音楽祭での『ドン・ジョヴァンニ』。
自伝『ピーター・ブルック回想録』は1998年に出版され、他、著書に『なにもない空間』(1968(15ヶ国語に翻訳))『殻を破る―演劇的探求の40年』(1987)『秘密は何もない』(1993)『Evoking (and Forgetting) Shakespeare』(1999)『With Grotowski』(2009)などがある。
映画に『雨のしのび逢い』(1959)、『蝿の王』(1963)、『マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺』(1967)『リア王』(1969)『注目すべき人々との出会い』(1976)『マハーバーラタ』(1989)『ハムレットの悲劇』(2002、TV)。
© El País : Alvaro García
演出家
1974年、マリー=エレーヌ・エティエンヌは『アテネのタイモン』のキャスティングにあたってピーター・ブルックの下で仕事をし、その後、1977年『ユビュ王』の創作の折、国際演劇研究センター(CICT)に参加する。
『カルメンの悲劇』『マハーバーラタ』でピーター・ブルックのアシスタントを務め、ブッフ・デュ・ノール劇場での『テンペスト』『ペレアスの印象』『起きて、アルバート!』『ハムレットの悲劇』(2000)はブルックとともにステージングを手がける。『Qui est là』ではドラマトゥルグを担当。ピーター・ブルックとともに『L’homme qui』『Je suis un Phénomène』を共同執筆し、ブッフ・デュ・ノール劇場で上演。キャン・センバの『Le Costume』、アトール・フガール、ジョン・カニ、ウィンストン・エンショーナの『Sizwe Bansi est mort』をフランス語戯曲に翻案。2003年には『大審問官』のフランス語版と英語版翻案を執筆(『大審問官』はドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が原作)。2005年『ティエルノ・ボカール』を執筆、2009年にはアマドゥー・ハンパテ・バー原作の『11 and 12』の英語翻訳を手がける。ピーター・ブルックとともに『Fragments』、ベケットの小品5つを共同演出、またピーター・ブルック、作曲家のフランク・クラウクチェックとともに、モーツァルトとシカネーダーの『魔笛』を自由に翻案した『ピーター・ブルックの魔笛』を執筆、同様に『ザ・スーツ』も手がけた。
作・演出: | ピーター・ブルック、マリー=エレーヌ・エティエンヌ |
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照明・技術監督: | フィリップ・ヴィアラット |
出演: | キャサリン・ハンター、マルチェロ・マーニ、ジャレッド・マクニール |
音楽: | ラファエル・シャンブーヴェ、土取利行 |
舞台監督・ビデオ操作: | アーサー・フランク |
制作統括: | マルコ・ランコフ |
制作: | アニエス・クルーティ、マラ・パトリ |
製作: | C.I.C.T./ブッフ・デュ・ノール劇場 |
共同製作: | シアター・フォー・ア・ニュー・オーディエンス(ニューヨーク)、ルクセンブルク市立劇場 |
協力製作: | アラス劇場/タンデム・アラス・ドゥエ、ジムナズ劇場(マルセイユ)、ウォーリック芸術センター、ホランド・フェスティバル(アムステルダム)、アッティキ文化協会(アテネ)、ブレーメン音楽祭、シアター・フォーラム・メイリン(ジュネーヴ)、C.I.R.T.、ヤング・ヴィック劇場(ロンドン) |
東京公演スタッフ | |
技術監督: | 寅川英司 |
技術監督アシスタント | 加藤由紀子 |
舞台監督 | 渡部景介 |
演出部 | 壷阪英理佳 |
照明コーディネート: | 佐々木真喜子(株式会社ファクター) |
音響コーディネート: | 相川 晶(有限会社サウンドウィーズ) |
音響 | 内田伸 |
衣装管理: | 藤林さくら |
字幕: | 上野詩織(舞台字幕/映像 まくうち) |
翻訳: | 住吉梨紗(英語)、岸本佳子(フランス語) |
通訳: | 石井園子、河井麻祐子 |
制作: | 松嶋瑠奈 |
後援: | 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 |
主催: | フェスティバル/トーキョー |
2014年10月2日
東京芸術劇場
東京都豊島区西池袋1-8-1
TEL. 03-5391-2111(代)
JR、東京メトロ、東武東上線、西武池袋線「池袋駅」。
西口より徒歩2分(「池袋駅」2b出口と直結)
一般前売開始:2014年9月28日(日)10:00より
先行割引販売:2014年9月20日(土)10:00~27日(土)19:00
8日間限定で、一般前売料金から30%OFF
料金:一般前売 全席指定 5,500円(当日+500円)
一般前売 | 5500円 |
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先行割引 | 3850円 |
ペア | 4950円 |
5演目セット | 4400円 |
3演目セット | 4675円 |
学生 ※当日券共通。当日受付で要学生証提示 | 3000円 |
高校生 ※当日券共通。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示 | 1000円 |
取扱:
F/Tチケットセンター
東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ[Pコード:560-976]、カンフェティ