文字を通じて、F/T18主催プログラム「マレビトの会『福島を上演する』」の戯曲に書かれた言葉と出会う創作ワークショップを行います。講師にはグラフィックデザイナーの大原大次郎さんをお迎えし、言葉に込められた意味や背景を表現した、文字のモビールを作成します。 さらに、WS参加ゲストとして「マレビトの会『福島を上演する』」に参加している神谷圭介さん、田中夢さんを迎え、モビール作成後は、大原さん、神谷さん、田中さんでトークを予定。
マレビトの会の作品を観たことがない、演劇を観たことがない、という方も大歓迎。
興味のある方は是非ご参加ください。演劇とは異なる方法で、戯曲の言葉に触れてみませんか?
日程 |
9/8(Sat) ・ワークショップ:約2時間 |
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会場 |
IID世田谷ものづくり学校 3階 2-A教室 |
対象 | 中学生以上 |
講師 | 大原大次郎 |
参加費 | 一般1,000円 高校生以下500円(材料費含む) ※当日精算となります。 |
1978年神奈川県生まれ。タイポグラフィを基軸とし、音楽、書籍、空間、映像などにおけるグラフィックデザインに従事するほか、展覧会やワークショップなどを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを展開する。近年のプロジェクトには、重力を主題としたモビールのタイポグラフィ〈もじゅうりょく〉、登山図とホンマタカシによる山岳写真を再構築したグラフィック連作〈稜線〉、音楽家・蓮沼執太、イルリメと共に構成する音声記述〈TypogRAPy〉、YOUR SONG IS GOODの吉澤成友と展開する、ライブプリントとドローイングによる即入稿セッション〈New co.〉などがある。受賞にJAGDA新人賞、東京TDC賞。
oharadaijiro.com
コントユニット「テニスコート」のメンバーとしてコント公演を上演。 俳優としても活動。書籍、雑誌、WEBなどでイラストや文章など執筆。映像制作なども手がける。 2016年よりマレビトの会に戯曲執筆でプロジェクトに参加。 2019年1月24日〜27日にテニスコートのコント新作公演を予定。
Twitter @kamiya_keisuke
俳優。2003年、宮沢章夫主宰・遊園地再生事業団再生『トーキョー・ボディ』にて初舞台。以降、宮沢作品をはじめとし、舞台や映像作品に多数出演。2011年、『踊りに行くぜ!! 』にダンサーとして出演。身体表現の領域を拡げながら、保育園や美術大学のワークショップファシリテーターを務める。2014年、立教大学現代心理学部映像身体学科入学。現在は、舞台芸術や映画制作を学んでいる。砂連尾理ゼミ所属。松田正隆代表・マレビトの会メンバー。一児の母。
「文字で演じる戯曲あそび」を開催しました。
F/TインターンのTさんが当日の様子をレポートしてくれました!
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当日はマレビトの会『福島を上演する』の戯曲を題材に、文字のモビールを作成しました。講師の大原大次郎さんの指導のもと、一人ひとつ、戯曲の文字と向き合います。まずは普通に書く。次に他人が書いた文字をなぞる。今度は利き手とは逆の手で、目を瞑って書く。
一分間で書けるだけたくさん書く…。
そうして新たに捉えた文字を自分なりにかたちにおこしていく。文字をどう表現するか、机に向かう参加者のみなさんは真剣そのものです。試行錯誤して完成したモビールは個性的で、どの方も自分の作品を嬉しそうに、ちょっと誇らしげにお話しされていた姿が印象的でした。
その後は脚本家の神谷圭介さんと女優の田中夢さんを交えて三人でトークを行いました。そのなかで神谷さんがお話しされていたように、普段何気なく使っている文字も新たな角度から捉えなおすことでまったく違うものが生まれます。そして文字と向き合う中で自分自身の新たな側面も発見されていきます。
今回はモビールの作成でしたが、こういった体験は、演劇の創作にも通じる部分があるのではないでしょうか。 参加していただいた皆様、ありがとうございました!
【文責:インターンT】
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