F/T15と同時開催するアジア舞台芸術祭2015では、未来の舞台芸術界の担い手となる、日本国内・アジアの演出家、振付家、劇作家、プロデューサー、ドラマトゥルクを募集します!作品の観劇、ディスカッション、レクチャー、フォーラムなどを通じ、自身のアイデア・問題意識・手法を練り上げ、世界に羽ばたくためのキャンプです。
■企画概要
「APAFアートキャンプ」は、未来の舞台芸術界を担う新しい才能を発掘・育成するためのプログラムです。日本国内・アジアを拠点に活動する演出家、振付家、劇作家、プロデューサー、ドラマトゥルクのなかから公募によって選ばれた参加者たちが、「アジア舞台芸術祭」と「フェスティバル/トーキョー」という東京を代表する国際舞台芸術祭がおこなわれている期間、東京に滞在します。このキャンプは作品上演という「最終成果物」ではなく、創り手たちが普段抱えている問題意識、作品化に至るまでの思考など、「プロセス」や「プログレス」に焦点を当てて、朝から晩までインプット(稽古の見学、上演作品の観劇、レクチャー)とアウトプット(ディスカッション、自身のアイデア・問題意識を言語化して他人に伝える)を繰り返し、参加者相互に刺激しあいながら、自身の創り手としての「軸」をしっかり築くためのプログラムです。また当人だけでは気づきにくい客観的な視点を与えるために、キャンプ期間中はキャプテンと呼ばれるファシリテーターが参加者をサポート。最終日には一般公開でのプレゼンテーションを実施。このプレゼンテーションを経て翌年以降、国内外の劇場・フェスティバル等への参加につながるよう、当キャンプが若手の創り手をサポートします。
■キャプテン
藤原ちから
1977年高知市生まれ、横浜在住。批評家、編集者、BricolaQ主宰。12歳で単身上京し、東京で一人暮らしを始める。以後転々とし、出版社勤務の後、フリーに。武蔵野美術大学広報誌「mauleaf」、世田谷パブリックシアター「キャロマグ」などの編集を担当。現在は演劇批評を中心に様々な記事を執筆。辻本力との共編著に『〈建築〉としてのブックガイド』(明月堂書店)。徳永京子との共著に『演劇最強論』(飛鳥新社)があり、web版「演劇最強論-ing」(http://www.engekisaikyoron.net/)も展開中。演劇センターF創設メンバー。本牧アートプロジェクト2015プログラムディレクター。また、遊歩型ツアープロジェクト『演劇クエスト』を各地で創作している。http://bricolaq.com/
■アートキャンプ実施期間:2015年11月8日(日)~17日(火)
■応募締切:2015年8月28日(金)23:59
■参加者発表:2015年9月初旬
その他、応募詳細等は、こちら→ http://www.butai.asia/j/
■お問い合わせ先
アジア舞台芸術祭制作オフィス
Tel: 03-3779-7670
Email: apaf.tokyo.office@gmail.com
アジア舞台芸術祭は、アジアの舞台芸術の紹介を通じ、相互理解と文化交流を促進するとともに、舞台芸術専門家等の相互交流を促し、舞台芸術の水準を高め、新しい表現の創造につなげることを目的としています。また、優れた人材や舞台芸術作品を発掘するとともに、世界に流通させる市場を育成し、21世紀のアジアにおける芸術・文化の振興に貢献することを目指しています。
2002年に開始された「アジア舞台芸術祭」は、地道な歩みを絶やすことなく、今年で13回目を迎え、舞台芸術を通じての人と人の出会いをつくり出しています。