フェスティバル/トーキョー FESTIVAL/TOKYO
フェスティバル/トーキョー トーキョー発、舞台芸術の祭典
テーマ4：演劇を拡張する
11.13（土） 19:00-21:00
ポストドラマ時代、演劇の可能性はもはや劇場での戯曲上演にとどまらない。「演劇」という概念／行為はどこまで拡張しうるのか? 芸術史を更新した「パフォーマンス」から、日本独自に発達した今日の革命的メディア、2ちゃんねるやニコニコ動画などを参照しつつ、今日の演劇の臨界点を検証し「来るべき演劇」の萌芽を探る。
パネリストは次の3氏。
コンクリートという素材に代表される20世紀のオブジェクト的建築に対して、素材や場所の特性等を生かした建築で、新たな建築方法論を提唱する隈研吾氏。
観客自身が街の中を巡る「ツアーパフォーマンス」や、『個室都市 東京』のような都市に挿入された体験型インスタレーション作品で、演劇という既存の枠組みを越えながら、演劇とは何か、またその可能性を問い続ける演出家・高山明氏。
「２ちゃんねる」や「ニコニコ動画」を始めとしたウェブ・サービスを専門とする情報環境研究者で、今回F/T10高山明構成・演出の『完全避難マニュアル 東京版』では、アドバイザリー・アーキテクトとして、作品体験の入り口となるWebサイト構築に関わる濱野智史氏。
建築、演劇という既存の枠組において、それぞれ新たな可能性を追求する隈氏、高山氏に加え、日々変化拡張し続けるインターネット・メディアを分析批評する濱野氏を迎えたF/Tシンポジウムシリーズ最終回では、演劇を脱いだ先の眺めとして、一体何が垣間見えてくるのだろうか。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
参考サイト・文献
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
隈研吾関連
------------
高山明関連
F/T10 完全避難マニュアル 東京版（高山明 演出ノート&濱野智史 寄稿）
CINRA.NET 『完全避難マニュアル』高山明（Port B）×濱野智史対談
『シアターアーツ2008夏(35)』
Port B ツアー・パフォーマンス『サンシャイン62』のドキュメント掲載（鴻英良氏による解説付きpp.132-165）
『個室都市 東京 ドキュメント』
高山明（Port B）のF/T09秋参加作品ドキュメント本、ようやく完成!!
F/Tステーション、F/Tシンポジウム会場、『完全避難マニュアル 東京版』池袋避難所にて販売中!（定価1500円）
--------------
濱野智史関連
濱野智史の「情報環境研究ノート」
