F/Tのグランドフィナーレに向け、いよいよ最後のフェスティバル週間。
バラエティーに富んだ作品群の中から、お気に入りの一作は見つかりましたか?
東京芸術劇場 中ホールでは、F/Tのクライマックスにふさわしい、
18人の女子高校生が出演する飴屋法水『転校生』。
26日(木)初日をあけて、既に各方面で話題騒然です!
一見たわいもない教室でのやり取りの中に、「女子高校生」それぞれが直面している何かが、
観客にダイレクトに投げかけられてきます。
そんな自然体でありながら、強烈な18人の女子高校生は、舞台の上ではもちろん、舞台を降りたあとも、エネルギーに満ち溢れています!
熱気にあふれた、F/Tステーションでの初日乾杯の様子がこちら↓
演出家の飴屋法水さんによる18人の女子高校生のご紹介という一幕もあり。会場には終始、笑い声があふれ、とても賑やかで楽しい一夜になりました!
この日は作者の平田オリザさん、SPAC(静岡県舞台芸術センター 芸術総監督)の宮城聰さんも駆けつけて下さり、お2方からもご挨拶・乾杯の音頭を頂きました。
平田オリザさんは、現在あうるすぽっとで、フランスのシルヴァン・モーリス、イランのアミール・レザ・コヘスタニとの国際共同製作作品『ユートピア?』を上演中です。
こちらも、演劇や劇場への自己批評をユーモラスに描いた、見逃せないマスターピース!!
転校生とあわせてお楽しみ下さいませ。
撮影:青木司
まだチケットをお買い求め頂いていないお客様も、当日券も毎日販売しておりますので、ぜひご来場ください。
スタッフ一同、お待ちしています!
「フェスティバル/トーキョー09春」もいよいよ最終週を迎えました。
今週は、イラン・フランス・日本の国際共同製作『ユートピア?』に、現役女子高生が出演の『転校生』、蜷川幸雄率いる高齢者集団「さいたまゴールドシアター」による『95kgと97kgのあいだ』、そして「演劇/大学09春」の大学生たちと、まさに多様な年代・人種がフェスティバルに集い、これまでの以上の盛り上がりを見せます!
その中で今日ご紹介したいのが、明日開幕する「演劇/大学09春」。
これは、大学で育まれつつある才能/思想/創作のプロセスにフェスティバルが注目し、このたび企画されたもの。フェスティバルに参加しているプロのキャスト・スタッフさんの中にも、参加校6校出身の方々がたくさんいました。
昨夜から桜美林大学の仕込みが始まりました。
どの作品も4つの大学の特徴がはっきりと示されていますので、なんと言っても4演目全て見るのがオススメです!
また観劇とセットで参加をオススメしたいのが、28日(土)に開催されるフォーラム『大学が育てる演劇の未来』。
プロデューサー・演出家・批評家など、普段は第一線の現場で活躍する方たちが、この日は大学の先生として、大学を拠点とした人材育成、芸術文化活動の可能性と課題、そして大学教育という枠を超えた演劇・舞台芸術の未来について、徹底的に議論します。
ここでフォーラムの詳細を発表です!
第1部(約100分)
・パネル紹介・企画趣旨
・各大学によるプレゼンテーション(15分×6=90分)
・カリキュラムの特色
・組織
・施設・教育環境
・教育/創作の現場で抱える課題や工夫 など
休憩
第2部(約90分)
・第1部を受けてのフリーディスカッション
・アーティストは育てられるものなのか?
・作品づくりは教えることができるものなのか?
・大学はアートや文化の発信の拠点となりうるのか?
・育てたアーティストの卒業後は? など
フォーラムご予約はこちら。
ぜひ、この異色の企画にご来場くださいませ!
フェスティバル/トーキョーにて、連日大盛況!
人気を博しているおやじカフェ。
今週末21日(土)は、カフェの中で二つのイベントがあります。
昼は伊藤キム店長と、東京藝術大学准教授の熊倉純子さんのトーク。
そして夜はおやじカフェDJタイム!
☆おやじカフェトーク☆
出演:伊藤キム(おやじカフェ店長・振付家・ダンサー)&熊倉純子(東京藝術大学准教授)
会場:池袋駅西口公園特設ドーム
日時:3月21日(土)16:00〜(約40分)
入場無料
*ご飲食料金は別途必要となります
おやじカフェのコンセプトや開店までの経緯等が、営業中はひっそり脇に佇む店長から直に聞ける、またとない機会です!
★おやじカフェDJタイム★
日時:3月21日(土)21:00頃〜23:00(閉店)
DJ:牛川紀政
今回のDJは伊藤キム店長つながりで、牛川紀政さんです。牛川さんは店長の主宰するダンスカンパニー『輝く未来』をはじめ、数々のコンテンポラリーダンスの舞台の音響も手がけています。
先週の15日に続くおやじカフェDJタイム、第二回目の21日は、ハウスに懐かしのディスコを交ぜた夜となります。
昼夜ともに、みなさまのご来場を、おやじ一同お待ちしております!
Photo by Masahiro Hasunuma
東京芸術劇場小ホールで開催されたプログラム『火の顔』、『blueLion』ではたくさんのお客様のご来場をいただき、誠にありがとうございました。
両演目ともステージを重ねるごとに当日券のお客様が増え、ステージによっては座布団席を出して対応させていただいた回もありました。
今後の公演もおかげさまで予約予定枚数を終了しているステージがございます。当日券は必ず発行いたしますが、良い席でご覧いただくためにもご予約はぜひお早めに!
さて、そんな東京芸術劇場小ホールでの公演もいよいよ後半戦に突入いたします。
今週開催のプログラムは本日より仕込みに取りかかっている、
マレビトの会『声紋都市-父への手紙/Voiceprints City-Letter to FATHER』(19日〜22日)。
(C)相模友士郎 [伊丹公演より]
作・演出を務める松田正隆の実父への取材をもとに製作された本作ですが、なんと今回は松田氏自身も作品中に登場!
自身の姿までも舞台に上げ、あらゆる「父的なもの」に向かい合う"超意欲作"にご期待ください。
☆3月20日(金)、21日(土)は公演終了後に松田氏とゲストによるトークを開催!
20日(金)は、08年に自身の実体験を反映させたホームドラマ『歩いても 歩いても』、初のドキュメンタリー映画『大丈夫であるように-Cocco終わらない旅』を発表した映画監督・是枝裕和さん、
21日(土)は、池袋エリアを作品創作の題材とした『雲。家。』『サンシャイン63』の2作品をF/T09春にて公演したばかりの、PortB主宰・高山明さんをお迎えし、開催します。
☆雑誌シアターガイド4月号「フェスティバル/トーキョー」特集の中で、本公演についての松田氏のインタビューが掲載されております。こちらもぜひご一読ください。
それでは、ご来場お待ちしています!
井手茂太振付、タイ人ダンサー6名と日本人ダンサー4名による『コウカシタ』、昨日初日を迎えました!
井手さんならではの一度見たら忘れられないユニークな振付はもちろん、スピード感溢れるダンスシーンや、思わず笑いがこぼれるシーンもあり、とにかく盛りだくさんの内容の1時間20分。
なんと、タイからわざわざ観に来てくれたお客様も!!
今回は井手さん自身も出演していますよ★
日々進化し続ける「コウカシタ」をどうぞお見逃しなく!
(16日と19日には終演後にトークもあります。)
「コウカシタ」ブログには
出演者によるインタビュー特集もぞくぞくアップしております。
観劇前に読んでもよし、観劇後に読んでもよし。こちらも要チェック!
http://ameblo.jp/kokashita/
また、「コウカシタ」上演期間中のみ、あうるすぽっとロビーで限定発売しております、オリジナルTシャツ!
ターコイズ、コーラルオレンジ、パープルの3色(残念ながら、チョコレートカラーは非売品です。)
サイズは160、S、M、Lの4パターン。
各色限定20枚のみ、販売価格2,500円です。
色とサイズによっては残り枚数が少なくなっておりますので、ご観劇にお越しいただいたお客様はお買い忘れなく!
それでは、20日まであうるすぽっとでお待ちしております★
(18日は休演日です、ご注意!)
明日5日(木)より、いよいよ東京芸術劇場小ホール1での公演が始まります。
今回フェスティバル/トーキョーでは、ホール1での公演開催に伴い、特設の客席を組み上げ、よりお客様がそれぞれの作品を見やすく、楽しめるようになりました!
そしてそのトップバッターを飾るのは、劇団サンプルを主宰する松井周!
『火の顔』は、家族劇から家族劇の領域を超えていき、現代を生きるお客様ひとりひとりに強烈な印象を残すこと間違いなしです。必見の舞台、ぜひご来場ください!
※上演時間が1時間30分を予定していましたが、1時間50分に変更となりました。直前の変更で誠に申し訳ありませんが、お時間には余裕を持ってご来場いただければと思います。
ロビーでは、F/Tクルーがお客様を迎え入れるリハーサル。
続いて登場するのは、白井剛が構成・演出・振付を行う『blueLion』!
なんと今日は京都初演の際の舞台写真をブログ限定で公開しちゃいます!とにかく美しいシーンの連続なのです。
(C)SHIMIZU Toshihiro
後半戦は、マレビトの会『声紋都市―父への手紙』、そして異色の特別企画「演劇/大学09春」。こちらのご案内はまた後日といたします。
小ホール1の濃密な空間にあらわれる「新しいリアル」をぜひ目撃ください!
いよいよPort B発進!
本日、高山明による2演目が開幕しました。
午前11時からは『サンシャイン63』。
池袋駅西口特設ドームに集まった観客、5名。
この5名がひとつのグループとなり、
約3時間半かけてサンシャイン60の周囲を巡る
ツアー・パフォーマンスに出発します。
1日わずか45名にしか体感できない、特別なツアーなのです。
一方、19:30からは、にしすがも創造舎にて『雲。家。』を上演。
何百回もの「わたしたち」がこだまします。
そしてこの作品も、底辺にはサンシャイン60の存在が...。
開幕初日の本日、この2作品合わせてご覧頂いた方もたくさんいらっしゃいました。
深いところで繋がった両作品。
ぜひ両方鑑賞して、高山明の世界をご堪能下さい。
好評の『カール・マルクス:資本論、第一巻』
毎回、満員のお客様に支えられていよいよ明日が千秋楽となります。
が、なんと
明日の夜、池袋西口公園に出現したF/Tステーションで
DJパーティーが行われます!
DJは『資本論』出演者のクリスティアン・シュプレンベルグ氏!
その他の出演者にも会えるチャンスです。
どうぞ、みなさまお越しください。
◆資本論DJパーティー◆
日時:2009年3月1日(日)21:00〜23:00
場所:F/Tステーション
※入場無料。カフェでの飲食代はご負担ください。
そ し て
大盛り上がりの資本論DJパーティーの様子はこちら!
おやじも混じってみなさん、楽しそうですね!
この日のDJは『資本論』出演者のシュプレンブルグさん。
見守るのは演出、ダニエル・ヴェツェル。
おかげさまで、大盛況でした!!
出演者の最後の一人、ラルフ・ヴァルンフォルツ氏(公共電気技師、元ギャンブラー)が来日したのは
初日の前日。通し稽古では上演時間が2時間をゆうに超えていました。
どうなることかと思いつつも...
とうとう
昨夜
初日の幕が開きました!
開けてみれば、満員御礼の中で、上演時間もぴったり2時間に収まっており
終演後のレセプションでは
「あの人の話は本当なのだろうか?」「あの人の人生が気になる」「とにかくあの人が素敵!」
とのお客様の声が。
あなたもお気に入りの「あの人」を見つけに劇場にいらっしゃいませんか。
またNHKニュースで昨日の公演の模様が放送されました!
残りの公演は4回です。お見逃しなく!
ヨーロッパの悪天候による飛行機の発着に戦々恐々としつつも
以下の6名の出演者が無事来日し、舞台でのリハーサルが始まりました。
ウルフ・マイレンダー氏 (コーチ・施設コンサルタント)
タリヴァルディス・マルゲービッチ氏 (歴史家、映像作家)
ヨヘン・ノート氏 (中国・アジア専門の経営コンサルタント)
クリスティアン・シュプレンベルグ氏 (コールセンター・エージェント)
サシャ・ワルネッケ氏 (革命家、メディア業界のセールスマン)
フランツィスカ・ツヴェルク氏 (翻訳家、通訳)
ノート氏は、仕事の都合でしょうか、中国からの日本入りです。
ラトヴィア人のマルゲービッチ氏の話を通訳をなりわいとするツヴェルグ氏が訳し、
それが字幕に出るのが何とも可笑しいのですが、
しかし、出演者の人生と「資本論」の関わりが語られるその瞬間を目の当たりにして
書かれた(作られた)台本にはないナニモノカを感じたのでした。
初日まであと2日。乞うご期待!