アーカイビング F/T > プログラム > ゾンビオペラ『死の舞踏』

ゾンビオペラ『死の舞踏』

安野太郎(コンセプト・作曲)×渡邊未帆(ドラマトゥルク)×危口統之(美術)

オペラ

視聴方法

Peatixでチケット購入後、配信URLよりご視聴いただけます。
【チケット販売期間】2021年11月26日(金)9:00〜12月5日(日)19:00

全作品視聴チケットご購入の場合には、Peatixでチケット購入後、作品公開毎に配信URLをお知らせいたします。

配信期間 2021年11月26日(金)9:00〜12月5日(日)23:59<配信は終了しました>
料金 1作品視聴チケット:500円 全作品視聴チケット:1,500円

作品概要

ゾンビ音楽でつづる死への行進。オペラの新領域がここに拓かれる!

死神に先導され、恐怖に踊りつつ死に赴く人々の列を描いた「死の舞踏」。死の普遍性を伝えるものとして、中世ヨーロッパ以来、さまざまな芸術作品、文学に引用されてきたイメージを、現代のアーティストによる「オペラ」として上演を試みた意欲作。 クリエーションの起点となるのは、コンピューター制御された指がリコーダーやクラリネットなどの楽器を演奏をする「ゾンビ音楽」。作曲家・安野太郎が考案したこの「音楽の生ける屍」と、ドラマトゥルクの渡邊未帆による音楽の歴史や理論めぐる考証、演劇の枠を超えアグレッシブな活躍ぶりを見せた「悪魔のしるし」の危口統之が手がける美術が一体となってつくりあげる舞台は、「死」の存在感を改めて強く印象づけるものとなるだろう。

Photo: Kazuyuki Matsumoto

当日パンフレット

本文はこちら(PDF)
*『フェスティバル/トーキョー15ドキュメント』より

解説映像

映像解説:渡邊未帆(大阪音楽大学准教授/F/T15ゾンビオペラ『死の舞踏』音楽ドラマトゥルク)

映像クレジット

タイトル ゾンビオペラ『死の舞踏』上演記録
会場 にしすがも創造舎
収録日 2015年11月14日
視聴時間 76分
上演言語 日本語
上演時プログラムページ F/T15 ゾンビオペラ『死の舞踏』

アーティスト・プロフィール

安野太郎

1979年東京生まれ。日本とブラジルのハーフ。音楽をそのあり方から問い直す活動を行ってきた。代表作に『ゾンビ音楽』シリーズがあり、「ゾンビオペラ」(2015)、「大霊廟I,II」(2017)などを発表してきた。第7回JFC作曲賞(日本作曲家協議会)。Art Award in the CUBE 高橋源一郎賞。第10回創造する伝統賞等。2019年ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館代表作家。2021年より愛知県立芸術大学准教授。

渡邊未帆

東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。F/T14『春の祭典』、F/T15ゾンビ・オペラ『死の舞踏』の音楽ドラマトゥルクを務めた。共著に『ジャジューカ』(太田出版)、『クレオールの想像力』(水声社)、『AA 50年後のアルバート・アイラー』(カンパニー社)ほか。関心は前衛音楽、植民地主義と音楽、マグリブの音楽、カリブの音楽etc…。衛星デジタル音楽放送MUSIC BIRDデレクターを経て、現在、大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻准教授。フレンチカリブ・ビッグバンドTi’Punchで活動中。

危口統之

悪魔のしるし主宰・演出家。1975年岡山県生まれ。2008年、「悪魔のしるし」を組織し、『搬入プロジェクト』『わが父、ジャコメッティ』など、国内外で演劇・パフォーマンスを企画上演する。2012‐2013年度セゾン文化財団ジュニアフェロー、2014‐2016年度同財団シニアフェロー。2016年11月、肺腺癌と診断されるも、ブログ「疒日記」で自身の闘病記録を綴り、新作『蟹と歩く』の企画を立案。2017年3月17日、倉敷の実家にて永逝。