企画・出演:オクイ・ララ×滝 朝子
日本から「故郷」へ、「故郷」から日本へ。
境界を越えるモノたちの物語
マレーシア出身で、移民や移動、アイデンティティをめぐる事象に着目した創作と対話を続けてきたオクイ・ララ。多文化コミュニティにおける制作と作品発表を通して、人と表現の変化を探る滝朝子。共通の関心を持ちつつも異なる地域で、独自の活動を続けてきた二人が、互いに強い関わりを持つコミュニティを出会わせた、レクチャー・パフォーマンスを行います。日本には現在、外国にルーツを持つ人が260万人以上住んでいます。彼らが移動させるのは身体や言葉だけではありません。日本から「故郷」へ、「故郷」から日本へ、仕送り、生活用品、贈答品など、国際的な流通を通じ、海を越えてやりとりされる「モノ」。その背景には、かかわった人や文化などの物語が存在します。その一つひとつを紐解き、耳を傾けた、その先にはどのような眺めが広がるでしょう。
舞台芸術が持つフィクションの力は、都市にどのように働きかけるのでしょう。2018年からのフェスティバル/トーキョーは、自らを「人と都市から始まる舞台芸術祭」と称し、さまざまなプログラム=場を東京のまちなかに組み込んでいます。
そのひとつが新シリーズ「トランスフィールド from アジア」。F/T14以後行われてきた国別の特集「アジアシリーズ」を、国や分野の境界が融解するアジア全体の状況を取り上げるものとしてアップデートしたF/T18「トランスフィールド」での出会い、協働作業は、アジア発の横断的な文化の可能性をあらためて実感させるものでした。この新シリーズでは、その経験をさらに深め、観客の皆さんとも共に、これからのアジアの文化を築く原動力となる場を目指していきます。
公演名 | To ツー 通 |
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日程 |
11/2 (Sat) 15:00 |
会場 | シアターグリーン BIG TREE THEATER |
上演時間 | 60-90分(予定) |
上演言語 | 日本語、英語 |
チケット種類 | 自由席(整理番号つき) |
一般前売り | ¥3,000 |
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学生 |
¥2,000※1 |
高校生以下 | ¥1,000※2 |
当日 | ¥3,500 |
3演目セット | ¥2,600 |
※1 当日券共通。当日受付で要学生証提示
※2 当日券共通。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示
F/Tチケットセンター (24時間受付)
電話予約: 03-5961-5209
開設期間:8月28日~11月10日
(会期中無休、9/2~10/4は土日祝定休)
1991年生まれ。ペナン、クアラルンプールを拠点にするアーティスト、カルチャー・ワーカー。ビデオやパフォーマンスから、コミュニティとの協働まで、広範囲におよぶ活動を通し、移住背景や翻訳プロセスをリサーチ、アイデンティティについての探求を行う。さいたまトリエンナーレ2016参加アーティスト。国際交流基金アジアセンターフェローシップ。
自己と他者、国や性別などの境界やそこに生まれる交流に着目。近年は移民にまつわる参加型作品や協働プロジェクトを、パフォーマンスや映像、インスタレーションとして発表する。NPO ARDA事務局長として子供から高齢者までを対象とした創作、鑑賞活動の場づくりを実践。Back and Forth Collectiveとして、ジェンダーに関する企画や展覧会もしている。
企画・出演 | オクイ・ララ、滝 朝子 |
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技術監督 |
寅川英司 |
技術監督アシスタント | 横川奈保子 |
舞台監督 | 佐藤豪 |
美術コーディネート | 中村友美 |
小道具 | 小山内ひかり |
演出部 | 荒牧大道 |
照明コーディネート | 木下尚己(株式会社ファクター) |
音響コーディネート | 相川 晶(有限会社サウンドウィーズ) |
映像コーディネート | ムーチョ村松 |
宣伝美術 | TAICHI ABE DESIGN INC. |
記録写真・記録映像 | 藤川琢史、宮澤響(Alloposidae) |
制作 | 武田侑子(フェスティバル/トーキョー)、TASKO inc.(小森あや) |
制作アシスタント | 鈴木千尋 |
インターン | 矢野百合子、柚木桃香、横井樹らら |
共催 | 国際交流基金アジアセンター |
主催 | フェスティバル/トーキョー |