演出・出演:谷口暁彦
ここはどこ? そこにいるのは?
バーチャル空間で軽やかに問われる「境界」
骰子を振るたび、過去に落ちた場所の風景が、面ごとに現れるリアルタイムシミュレーション『骰子一擲』(18)、巨大な3Dブラウザを、自らのアバターを操作させ閲覧させる『The Big Browser 3D』(16)など機知に富んだ作風で、現実と仮想空間の境界線を再定義し続けるメディア・アーティスト谷口暁彦。その初めての劇場作品が、F/Tで創作、上演されます。クッション素材でつくられた子供のための遊び場「ソフトプレイ」と、現実をシミュレーションするバーチャル空間とを重ね合わせるという本作。そこで自身が操作する谷口のアバターが披露するパフォーマンスとは−−? 特定の場所はもちろん、身体すら必要としない「上演」への取り組みは、どのような問いと可能性を私たちに投げかけるのでしょう。
<トランスフィールド from アジア>
舞台芸術が持つフィクションの力は、都市にどのように働きかけるのでしょう。2018年からのフェスティバル/トーキョーは、自らを「人と都市から始まる舞台芸術祭」と称し、さまざまなプログラム=場を東京のまちなかに組み込んでいます。
そのひとつが新シリーズ「トランスフィールド from アジア」。F/T14以後行われてきた国別の特集「アジアシリーズ」を、国や分野の境界が融解するアジア全体の状況を取り上げるものとしてアップデートしたF/T18「トランスフィールド」での出会い、協働作業は、アジア発の横断的な文化の可能性をあらためて実感させるものでした。この新シリーズでは、その経験をさらに深め、観客の皆さんとも共に、これからのアジアの文化を築く原動力となる場を目指していきます。
公演名 | やわらかなあそび |
---|---|
日程 |
11/9 (Sat) 13:00 / 18:00 |
会場 | シアターグリーン BIG TREE THEATER |
上演時間 | 75分(予定) |
上演言語 | 日本語 |
チケット種類 | 自由席(整理番号つき) |
一般前売り | ¥3,000 |
---|---|
学生 |
¥2,000※1 |
高校生以下 | ¥1,000※2 |
当日 | ¥3,500 |
3演目セット | ¥2,600 |
※1 当日券共通。当日受付で要学生証提示
※2 当日券共通。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示
F/Tチケットセンター (24時間受付)
電話予約: 03-5961-5209
開設期間:8月28日~11月10日
(会期中無休、9/2~10/4は土日祝定休)
1983年生まれ。メディア・アート、映像、彫刻、DJなど、さまざまな形態、手法で作品を発表している。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース専任講師。主な展覧会に「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(16/ソウル市立美術館)、個展に「超・いま・ここ」(17/CALM & PUNK GALLERY)など。
演出・出演 | 谷口暁彦 |
---|---|
技術監督 | 寅川英司 |
技術監督アシスタント | 横川奈保子 |
舞台監督 | 佐藤豪 |
美術コーディネート | 中村友美 |
演出部 | 荒牧大道 |
照明コーディネート | 木下尚己(株式会社ファクター) |
音響コーディネート | 相川 晶(有限会社サウンドウィーズ) |
映像コーディネート | ムーチョ村松 |
宣伝美術 | TAICHI ABE DESIGN INC. |
記録写真・記録映像 | 藤川琢史、宮澤響(Alloposidae) |
制作 | 武田侑子(フェスティバル/トーキョー)、TASKO inc.(小森あや) |
制作アシスタント | 鈴木千尋 |
インターン | 矢野百合子、柚木桃香、横井樹らら 、小渕祐子 |
3Dスキャン協力 | 株式会社Psychic VR Lab |
共催 | 国際交流基金アジアセンター |
主催 | フェスティバル/トーキョー |