演出:キム・ジョン 作:松井 周
韓国演劇の新世代がしなやかに斬りこむ
生命とテクノロジー、人間の物語
あらたな舞台言語の創出を目指すアーティスト・コレクティブ「プロジェクト・ホワイル」のメンバーで、親殺しの少年のもとを捨て猫などの珍客が訪れるコ・ヨノクの『お客さんたち』(17)が韓国評論家協会「今年の演劇ベスト3」に選ばれるなど、韓国演劇の新世代演出家として注目を集めるキム・ジョン。大胆な演劇的空想力とユーモアを持ちつつ現代社会の課題に向き合う彼が、自国の俳優たちと共に、松井周の戯曲『ファーム』の演出に取り組みます。2014年に松井が主宰する劇団サンプルで上演された同作は、人工生命や再生医療技術が発達した近未来の家族、男女、親子の物語。近親者による遺伝子操作、体内での臓器培養……と、タブーを逸脱しながら人間の本質を露わにしていく戯曲の世界観は、キムの緻密なテキスト解釈と、柔軟な感性と出会い、どんな表情を見せるでしょう。
公演名 | ファーム |
---|---|
日程 |
10/19 (Sat) 13:00 / 18:00★ |
会場 | あうるすぽっと |
上演時間 | 120分 |
上演言語 | 韓国語上演、日本語・英語字幕つき |
チケット種類 | 全席指定 |
一般前売り | ¥3,500 |
---|---|
学生 |
¥2,300※1 |
高校生以下 | ¥1,000※2 |
当日 | ¥4,000 |
3演目セット | ¥3,000 |
※1 当日券共通。当日受付で要学生証提示
※2 当日券共通。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示
F/Tチケットセンター (24時間受付)
電話予約: 03-5961-5209
開設期間:8月28日~11月10日
(会期中無休、9/2~10/4は土日祝定休)
作家、演出家、俳優、スタッフが集い、あらたな舞台言語の創造を目指すコレクティブ「プロジェクト・ホワイル」のメンバー。ハン・テスクのもとで学んだ後、緻密な脚本解釈と独創的なスタイルを両立させる演出家として活躍。2017年ドンア・ドラマアワード新人演出家賞、2018年ドゥサン・アーティストアワードパフォーマンス部門受賞。
『ファーム』は近未来の家族の話です。テクノロジーに翻弄されて、それぞれの魂の行方も定まらず、壊れているかもしれませんが、それでも一つのオリジナルな家族です。キム・ジョンさんの演出で彼らに再び光が当たることが嬉しくてなりません。
彼はこの作品の、奇妙でもあり、当たり前の「生と死」に注目してくれました。生まれてから死ぬまでの間、私たちは、血の繋がりがあろうともなかろうとも、家族のように集まっては離れて行きます。
その習性を限られた時間の中で繰り返す人間ってなかなかいいじゃないか!と思えました。本番がとても楽しみです。
演出 | キム・ジョン |
---|---|
作 |
松井 周 |
出演 |
ナム・ミジョン、パク・ジョンテ、チェ・ヒジン、 |
舞台美術デザイン |
ナム・ギョンシク |
舞台設営マネージャー |
イ・ジョンミン |
照明デザイン |
シン・ドンソン |
照明アシスタント |
キム・ソヒョン |
衣装デザイン |
キム・ウソン |
ヘアメイク | ペク・ジヨン |
音楽・音響デザイン | ジミ・セル |
振付 | イ・ジェヨン |
演出助手 | パク・ジョンホ |
プロデューサー | チョ・ハナ |
技術監督 | 寅川英司 |
技術監督アシスタント | 横川奈保子 |
舞台監督 | 湯山千景 |
美術コーディネート | 濱崎賢二 |
演出部 | 岸京子、金子静香 |
小道具 | 小山内ひかり、枦山兼 |
照明コーディネート | 木下尚己(株式会社ファクター) |
音響コーディネート | 相川 晶(有限会社サウンドウィーズ) |
字幕コーディネート | 幕内 覚(舞台字幕/映像 まくうち) |
衣装コーディネート | 井口芙実 |
テクニカル通訳、 声の出演 |
洪 明花 |
翻訳、日本語字幕監修 | イ・ホンイ |
ドラマトゥルク、 日本字幕編集 |
前原拓也 |
英語字幕 | ジョン・タウンゼント |
イラストレーション | 矢野恵司 |
デザイン | 佐々木 俊 |
記録写真・記録映像 | 藤川琢史、宮澤響(Alloposidae) |
制作 | 武田侑子(フェスティバル/トーキョー) |
制作アシスタント | 鈴木千尋 |
協力 | イ・ドヨン |
インターン | 矢野百合子、柚木桃香、横井樹らら |
協力 | サンプル、有限会社quinada |
助成 | アーツカウンシル・コリア |
主催 | フェスティバル/トーキョー、プロジェクト・ホワイル |