F/T10で新設された、「F/Tシンポジウム&F/Tテアトロテーク」の詳細が、ついに解禁となります。
このシンポ編では、「F/Tシンポジウム」の豪華パネリスト達をご紹介!どうぞご期待ください!
「F/Tシンポジウム」
演劇をひらく 〜来るべき演劇の創造のために〜
第一線の論客や現場の実践者を交え、政治、経済、社会、そして他の同時代表現との回路をひらく。
F/Tの行方を見つめつつ、演劇を、そして時代を楽しく生き抜くための知と実践のニュー・メディアの登場です!
【テーマ1】芸術の公共性を考える
11月5日(金)19:00〜21:00
公共性とは何か? ある個人の表現は、いかに、なぜ、公共性を持ち得るのか? 芸術は公共性によって正当化されるのか? 個に根ざす芸術が、共同体の中で持ちうる意味とは。公と私、地域とアート、芸術の制度化、日本の文化政策が問われている今こそ、これらの根幹的問いかけに向き合う。
■パネリスト:
北川フラム(アートディレクター)
加藤種男(アサヒビール芸術文化財団事務局長)
相馬千秋(F/T プログラム・ディレクター)
司会:内野 儀(演劇批評家)
【テーマ2】演劇から都市を見る
11月6日(土) 19:00〜21:00
かつて都市で生まれた演劇は、いま再び、都市と新たな関係を結びはじめている。特異な都市空間・東京とその郊外、急速な変貌を遂げる東アジアの諸都市において、演劇はいかなるドラマトゥルギーを見出すのか? 「都市における演劇」と「演劇としての都市」、その歴史を振り返り、未来を構想する。
■パネリスト:
吉見俊哉(社会学者)
松田正隆 (劇作家・演出家)
福嶋亮大(文芸評論家)
司会:鴻 英良(演劇批評家)
【テーマ3】 日本・現代・演劇を問い直す
11月12日(金)19:00〜21:00
歴史の蓄積のない「悪い場所」で独自の進化を遂げた日本の現代演劇。他ジャンルや社会との関係を含めた歴史の中でその「現代」性を捉え直す。アクチュアルかつ新しい表現はいかにして可能か ― アジアにおいても共有可能な創造と批評の軸を探り、それを実現するプラットフォームづくりに踏み出す。
■パネリスト:
佐々木 敦 (批評家)
飴屋法水 (演出家 / 美術家)
市村作知雄(アートネットワーク・ジャパン会長)
黒瀬陽平(美術家 / 美術評論家)
司会:内野 儀(演劇批評家)
【テーマ4】演劇を拡張する
11月13日(土)19:00〜21:00
劇場での戯曲上演にとどまらない「演劇」という概念/行為はどこまで拡張しうるのか? 芸術史を更新した「パフォーマンス」から、日本独自に発達した今日の革命的メディア、2ちゃんねるやニコニコ動画などを参照しつつ、今日の演劇の臨界点を検証し、「来るべき演劇」の萌芽を探る。
■パネリスト:
隈 研吾(建築家)
濱野智史(批評家)
高山 明(演出家)
司会: 鴻 英良(演劇批評家)
<開催概要>
会期: 2010年11月5日(金)、6日(土)、12日(金)、13日(土)
会場: あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター) *日本語のみ*
料金: 1000円 (各回につき)
予約: 公式HPから、またはF/Tチケットセンターで受け付けます(9/28〜)