オセロー
プロフィール オセロー 演出:イ・ユンテク【韓国】 

演出 イ・ユンテク LEE Youn-taek

詩人、劇作家、演出家。1986年、演戯団コリペを旗揚げ。批評、劇作、映画やテレビドラマ脚本、コラムなどの豊富なキャリアとともに、演出、俳優訓練の第一人者として韓国演劇界を代表する存在となる。1994年、自らの俳優訓練、演劇論の実践の場として、ウリ劇研究所を設立。ドイツや日本での演技指導、韓国国立劇場国立劇団の芸術監督もつとめた。1999年以降、演戯団コリペは約50余名の劇団員を擁し、韓国前衛演劇界を牽引する存在となっている。
現在、演戯団コリペ芸術監督、東国大学教授。
韓国評論家協会最優秀芸術家賞(1989年)以来、ソウル演劇祭大賞(2001年)、大韓民国文化芸術賞(2002年)など受賞多数。

代表作:『市民K』『サンシッキム』『オグ―死の形式』『パボカクシ―愛の形式』『ハムレット』『問題的人間、燕山』『真如極楽』『田舎文士・曹南冥』『オモニ』『リア王』『群盗』『肝っ玉おっ母とその子どもたち』『原典物語』

<出演者プロフィール>

美加理 (デスデモーナ)

高校在学中にパルコプロデュース、寺山修司作・演出『青ひげ公の城』で舞台デビュー。ク・ナウカ シアターカンパニーに所属し、宮城聰演出の『サロメ』『天守物語』『王女メデイア』『トリスタンとイゾルデ』『マハーバーラタ』などに出演。
“想像力を喚起する身体”“パフォーマーとしての圧倒的な集中力”と評される存在感とパフォーマンスは国内外で評価を得ている。

阿部一徳 (オセロー)

1990年ク・ナウカの旗揚げに参加。ク・ナウカ国内外の作品すべてに出演。また他劇団への客演も多数。プロだけでなく一般を対象にしたワークショップを国内外で実施し、また1998年からスタートした一人芝居シリーズも好評を博している。代表作に『王女メデイア(メデイア/語り)』『マハーバーラタ(語り)』『天守物語(富姫/語り)』など。肉体を駆使した台詞術は、国内外で高い評価を得ている。 
桜美林大学非常勤講師。文化学院特殊授業講師。

大高浩一(イアーゴー)

1995年よりク・ナウカ シアターカンパニーに参加、以後ク・ナウカ作品のほとんどに出演。その他客演多数。カンパニーでの主な出演作に『天守物語』『欲望という名の電車』『王女メデイア』『トリスタンとイゾルデ』他。

キム・ミスク(巡礼)

演戯団コリペを代表する俳優の一人。主な出演作に『オグ―死の儀式』『ハムレット』『肝っ玉おっ母とその子どもたち』『ベルリンのケットン』『原典物語』、など。2007年、『肝っ玉おっ母とその子どもたち』の演技で東亜演劇賞女優演技賞を受賞。

イ・スンホン(男)

演戯団コリペを代表する俳優の一人。おもな出演作に『オグ―死の形式』『ハムレット』『真如極楽』『田舎文士・曹南冥』『パボカクシ』『肝っ玉おっ母とその子どもたち』『原典物語』など。2002年に東亜演劇賞演技賞、2006年にソウル演劇祭男優演技賞を受賞。