ロジェ・ベルナット
演出家
1968年、スペイン、カタロニア生まれ。大学で建築を勉強した後、25歳で演劇の世界を発見し、バルセロナの演劇大学で演出及びドラマトゥルギーを学び始める。卒業した直後、Tomas Aragayと共に劇団General Electricaを創立し、自ら演出を手掛ける。General Electricaでは2001年までの間に多くの作品を発表し、ヨーロッパ各地で注目を集める。そのころは、特定の社会集団(タクシー運転手、英雄、性転換者等)を題材とした舞台作品が中心だった。 60年代にギー・ドゥボールが率いた「アンテルナシオナル・シチュアシオニスト」にインスパイアされ、演劇と社会の新しい関係を探り続けている。特に最近の作品では、劇場を出て街の中で展開される形をとっており、意外な出来事との出合いを目指している。スペインにおける演劇シーンのリーダーの一人である。