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エルフリーデ・イェリネク

詩人、小説家、劇作家

 オーストリア出身の詩人、小説家、劇作家。1946年オーストリア生まれ。ウィーンで育ち、ウィーン大学で演劇学と美術史を学ぶ。主な作品に、ベストセラーとなった小説『したい気分』、『欲望』、戯曲『ブルク劇場』、『トーテンアウベルク』、『雲。家。』、『杖、竿、棒』などがあり、ビュヒナー賞はじめ数々の演劇賞を受賞。ドイツ語圏の最も重要な戯曲賞「ミュールハイム戯曲賞」を4回(02, 04, 09, 11年)受賞している。
 83年の小説『ピアニスト』は01年に映画化され、その年のカンヌ映画祭で三冠受賞して話題を集めた。 04年、「豊かな音楽性を持つ多声的な表現で描いた小説や戯曲によって、社会の陳腐さや抑圧が生む不条理を暴いた」功績により、ノーベル文学賞を受賞。邦訳されている小説や戯曲も多く、近年ではフェスティバル/トーキョーにて09春『雲。家。』、12年にはイェリネク三作連続上演として『レヒニッツ(皆殺しの天使)』(演出:ヨッシ・ヴィーラ―)、『光のない。』(翻訳:林 立騎、演出:三浦 基(地点))、『光のないⅡ』(翻訳:林 立騎、構成・演出:高山 明)が上演され、大きな話題を集めた。

<受賞暦> 
2011年 『冬の旅』 ミュールハイム戯曲賞
2009年 『レヒニッツ(皆殺しの天使)』 ミュールハイム戯曲賞
2004年 レッシング賞(批評賞) ノーベル文学賞 
2003年 エルゼ・ラスカー=シューラー賞
2002年 ハインリヒ・ハイネ賞(デュッセルドルフ、ドイツ)
1998年 ゲオルク・ビューヒナー賞 
1995年 ブレーメン文学賞 
1994年 ヴァルター・ハーゼンクレーヴァー文学賞(アーヘン、ドイツ)
1994年 ペーター・ヴァイス賞(ボーフム、ドイツ) 
1986年 ハインリヒ・ベル賞(ケルン、ドイツ) 
1979年 ドイツ連邦内務省 脚本賞
1978年 ロスヴィータ・フォン・ガンダースハイム・メダル賞
(バート・ガンダースハイム、ドイツ)
1973年 オーストリア州奨学金受給(文学部門) 

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