蜷川幸雄
演出家、映画監督、俳優
1935年、埼玉県川口市出身。55年に劇団青俳に入団し、67年に劇団現代人劇場を創立。69年『真情あふるる軽薄さ』で演出家デビュー。74年日生劇場『ロミオとジュリエット』で大劇場の演出を手掛ける。以後、日本を代表する演出家として話題作を次々世に送り出している。
また、83年の『王女メディア』ヨーロッパ公演を皮切りに、海外公演を開始。96年『夏の夜の夢』、97年『身毒丸』、98年『ハムレット』をロンドンで連続公演、99年〜2000年ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)の演出家として『リア王』を日本・英国で長期上演して世界の注目を浴びた。ロンドン・グローブ座のアーティスティック・ディレクターの一人でもある。2000〜01年には、彩の国さいたま芸術劇場で「蜷川イヤーズ」が二年に渡って開催され、作品が多数上演された。彩の国シェイクスピア・シリーズ(SSS)では、シェイクスピア全作品上演計画を敢行中。2009年1月の『冬物語』で21作目となる。