ユン・ハンソルグリーンピグ
演出家・グリーンピグ代表
1972年生まれ。大学で社会学を専攻した後、漢陽(ハンヤン)大学演劇映画科大学院、コロンビア大学大学院で演劇を学ぶ。2006年にグリーンピグを結成し、代表と演出を務める。07年、『私は嬉しい』 で文芸振興基金新人アーティストに選定される。10年にはソウル・マージナル・シアター・フェスティバルにおいて『ステップメモリーズ―抑圧されたものの帰還』を発表。同じく10年に発表した『人は人に狼(英題:A Man Turns into a Wolf When They Meet)』で国立劇場フェスティバルの優秀演劇に選ばれるなど、近年、韓国で最も動向が注目される演出家の一人。11年、今後の躍進が期待される韓国のアーティストに贈られる「斗山蓮崗(トゥサンヨンガン)芸術賞」を受賞。現在、檀國(ダングック)大学校教授。
グリーンピグ greenpig
2006年、演出家ユン・ハンソルを中心に結成。ソウルを拠点に、分野横断的なコラボレーションを通してオリジナル作品や再構成された古典作品を上演する演劇集団。自らの活動を抵抗やエクソダスの為のマニュアルあるいは道具と捉え、社会、政治、演劇における既存の価値を問い直し、常に新しいテーマと芸術的形式に取り組む。主な作品に、『私は嬉しい』(07年)、『ヴィンカがなければ私は寂しすぎる』(08年)、『ステップメモリーズ―抑圧されたものの帰還』(10年)、『誰がモハメド・アリの顔にミサイルパンチを投げたのか』(10年、南山(ナムサン)アートセンター)、『I am Sexking』(11年、演劇実験室恵化洞1番地)など。