アーティスト

アーティストについて

クリス・コンデック

映像作家・演出家

1962年アメリカ、ボストン生まれ。 20年以上演劇やパフォーマンスの分野でビデオ・アーティストとして活躍。90年以降ニューヨークのウースター・グループへ映像作家として参加。95年、ローリー・アンダーソンとのコラボレーションでマルチ・メディア・コンサート『The Nerve Bible』及びオペラ『Songs and Stories from Moby Dick』の映像を担当。演出家のロバート・ウイルソンや作曲家のマイカル・ナイマンのプロダクションにも映像作家として関わっている。
99年から拠点をドイツ・ベルリンに移し、メグ・スチュワート振付作品『Alibi』、 『Visitor's Only』、『Replacement』に映像作家として関わる。08年3月、ミュンヘン・カマーシュピーレで上演となったシュテファン・プッハー演出の『テンペスト』(シェイクスピア)では、ビデオ・デザイナーとしてOpus賞を受賞。
これまでに数多くのオペラ演出に映像作家として参加。特にヨッシ・ヴィラー演出の『フィガロの結婚』(アムステルダム国立歌劇場)及び『ルサルカ』(ザルツブルク音楽祭)、ファルク・リヒター演出の『魔弾』(ザルツブルク音楽祭)での映像は高い評価を得た。07年と08年、演出家のセバスティアン・バウムガルテンとのコラボレーションとしてドレスデン・ゼンパー・オーパーでブリテン作曲の『ピーター・グライムズ』を発表、またベルリンのフォルクスビューネで『トスカ』の映像を担当した。
04年以降は、自ら構成・演出を手がけしたパフォーマンスも発表している。初めての演出作品としてベルリンで上演した『デッド・キャット・バウンス』は05年第2ドイツテレビ(ZDF)演劇チャネル賞を受賞した。ブレヒトの『リンドバークたちの飛行』に基づいた第2回目の演出作品『Hier ist der Apparat』は06年、ブリュッセル、クンステンフェスティヴァルデザールのオープニング作品となった。08年は金融危機を扱う作品『Loan Shark』をベルリンのヘッベルHAU劇場で発表し、この作品は同年ロッテルダムでも上演された。

  • アーティストについて

開催別に見る