北京出張から戻り早くも一ヶ月が経ちました。
更新が遅れております!気長におつきあい下さい!
4日目はプログラム・ディレクター相馬が一足先に帰国する日。
来年以降のアイディアを探すため、フライト時間ギリギリまで北京市内を散策します。
国慶節(中国の建国記念日)ということもあり、街中がお祝いムード満載でした。
書店を覗いてみます。
大江健三郎氏と小澤征爾氏の対談集『同じ年に生まれて』の中国語翻訳版が並んで
いました。
中国版「ジュンク堂」?
階段では、ずらりと列をなして店内の書籍を真剣に読みふける方々の姿も。
そして、相馬は一足先に帰途につきました。
私たちは宣伝活動とリサーチのため、引き続き北京市内を回ります。
アポをとっていた劇場にお邪魔します。
去年開館したばかりの「繁星戯劇村」です。
「村」という名前のとおり、約5,000平米ある敷地内には大小5つの劇場がありました。
広報担当の方が私たちを案内してくれました。
その後、タクシーから天安門広場を横目に見ながら、アートフェスティバルが開催
されている会場に向かいます。
2005年、2008年に続き今年で三回目を迎えたアートフェスティバル『大声展
(Get It Louder)』です。
国内外の若手作家に発表の場を提供したいという思いからスタートしたこの『大声展(Get It Louder)』、2008年は日本からのアーティストも数名参加し、国際展として
成功をおさめたフェスティバルになりました。
今年は規模を縮小したとのこと。
残念ながら、今年は日本からの参加アーティストはいませんでした。
広報担当の方にパンフレットとチラシを置いてもらうようにお願いしました。
タイミングよく今年の『大声展(Get It Louder)』のキュレーターのおひとり
がいらしたのでご挨拶。
また、台湾からいらしていた演劇評論家O氏をご紹介いただき名刺交換を。
パンフレットとチラシはこちらのインフォメーションカウンターに置いていただ
きました!
会場を回っていると、さっそくF/Tのパンフレットを手にしてくれている青年が!
『大声展(Get It Louder)』の会場を出ると外はすっかり暗闇に。
引き続き、アポを取っていた方のもとへ急ぎます。
2008年に開館した「蜂巣劇場」。
この劇場は、中国の売れっ子演出家、孟京輝の代表作『恋愛的犀牛』
(Rhinoceros in Love)の2008年バージョンを上演するために開館した劇場です。
『恋愛的犀牛』の上演が終わったあとも引き続き孟京輝氏の新作を上演したり、
主に国内の前衛的な作品の上演に力を入れている劇場でもあります。
9月に北京市内で開催された『北京国際青年戯劇祭』(Beijing Fringe Festival)の
会場のひとつにもなりました。
私たちがお邪魔した翌日から孟京輝氏の新作が蜂巣劇場で上演されるとのこと。
忙しいにも関わらず、孟京輝氏は時間を割いて下さいました。
まずは、私たちF/Tの紹介からはじまり、孟京輝氏の近況、『北京国際青年戯劇祭』
の詳細など深いお話ができました。
その後、急いで草場地工作站に戻り若手の公募作品を鑑賞。
上演終了後、ウー・ウェングアンさんとウェン・ホイさんのおふたりにインタビュー
をさせていただきました。
こちらのインタビューは後日「マガジン」にアップします!
北京4日目は多くの出会いがありました。
北京最終日の模様は「その5」でご紹介します!お楽しみに!