本日も33℃、雪が降った東京とは大違いのバンコクからお届けするコウカシタツアーレポート。
本日は『コウカシタ』という作品の今に至るまでの軌跡を振り返ります。
さかのぼること2008年10月。
まだ『コウカシタ』が、そのタイトルも出演者の人数も、なにも決まっていなかったころ。
F/Tからの委嘱を受け、自身初のアジア地域とのコラボレーションに挑むことになった井手さん。
未知なる出会いに期待と不安を抱えて、バンコクにて2日間のワークショップ形式のオーディションを行ったところから、この作品は始まりました。
予想をはるかに超え、2日間で延べ76名がオーディションに参加。
下は10代から上は50代、職業もダンサーや俳優はもちろん、学生、会社員、メイクアップアーティスト、心理学者、経済アナリストなど、バックグラウンドも様々な個性が光る人々が集まったこのオーディション。
選考は非常に難しく、散々悩んだ井手さんは最終的に6名の出演者、
ケロ、バブル、ヌン、ディア、アウト、エッグを選んだのです。
そして2008年12月。
オーディションで選ばれた6名と、日本人側の出演者(井手さん、中村さん、斉藤さん、金子さん)4名でのリハーサルがバンコクで5日間にわたり行われ、この5日間が、続く東京でのクリエーションの下地となりました。
年が変わって2009年2月。
極寒の東京にやってきたタイ人6人と、日本人4名でいよいよ本格的にクリエーション開始。
タイ人たちはリハーサルはもちろん、東京観光も大いにエンジョイし(笑)、記念すべき東京初演(3月14日(土)〜20日(金) 於:あうるすぽっと)を迎えたのです。
さあ満を持してのタイバージョン、期待が高まりますね!
ツアーマネージャーU